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JR東日本は、東北・新潟地方で2022年8月3日(水)からの断続的な大雨の影響により、在来線の一部の区間で運転見合わせやバスによる代行輸送を実施しています。
濁川橋りょうが倒壊
8月3日(水)の大雨の影響により、磐越西線の喜多方駅〜山都駅間にかかる濁川橋りょうが倒壊する被害が発生しました。復旧には日数を要するため、不通区間の喜多方駅〜野沢駅間では8月10日(水)からバスによる代行輸送が始まっています。会津若松駅〜喜多方駅間、野沢駅〜新津駅間では臨時ダイヤによる折り返し運転が行われます。ただし、大雨で複数の車両が被災し、使用できる車両数が限られる影響が出ているとのことで、野沢駅〜津川駅間で3往復の列車が当分の間、運転取り止めとなります。また、週末を中心に運転が予定されている快速「SLばんえつ物語」も当分の間、新津駅〜会津若松駅間の全区間で上下列車とも運休となります。
また、米坂線も豪雨により鉄道設備が被災しており、現在も今泉駅〜坂町駅間で運転再開見込が立っていません。このため、8月12日(金)から当分の間、この区間でバス代行輸送が実施されます(運転見合わせ区間の路線図など詳細は下の図表を参照)。
奥羽本線・津軽線も被災
奥羽本線の浪岡駅〜新青森駅間では、8月9日(火)の大雨で路盤流出などの被害が発生しているため、当分の間運休となり、運転再開には時間を要するとされています。奥羽本線は大館駅〜弘前駅間でも運転を見合わせており、運転再開については「今後の降雨や河川増水、自治体からの避難指示発令等の状況を状況を踏まえ」判断するとしています。秋田駅〜青森駅間を結ぶ特急「つがる」も全列車運休です。なお、奥羽本線の不通区間ではバス等による代行輸送は実施されません。
五能線は、8月3日(水)の大雨で路盤流出や橋りょうの損傷など、複数箇所で大きな設備被害が確認されているため、能代駅〜弘前駅間で当分の間運転見合わせとなります。快速「リゾートしらかみ」も全区間運休となり、代行輸送は行われません。一方、津軽線の蟹田駅〜三厩駅間も8月3日(水)の大雨で不通し、復旧まで10日間前後を要すると告知されていましたが、8月9日(火)の大雨でさらに被害を受け、復旧の目処が立たない状況となっています。津軽線沿線の青森県今別町、外ヶ浜町で運行しているデマンド型乗合タクシーにも、一部区間の運転見合わせや迂回運転が発生しています。